2017年05月16日

診療放射線技師の仕事に関する基礎知識

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診療放射線技師と言いますのは、放射線を専門に取り扱う職業といえます。勤めるには本格的な勉学が必要不可欠で、どんな人でもなれると言うわけではありません。この職業で活躍するには、資格取得の必要性があります。

専門知識あるいはスキルが必要とされることから、資格を保持していなければ業務につくことはできません。目標とする場合、まず第一に文部科学省が指定する大学、あるいは短大また、専門学校で学習することが必要になります。

こうした学校を卒業すると、国家試験が受けられます。国家試験を受験してクリアすれば、資格が与えられます。仕事につきましては、器機の確認からスタートします。出社したら、まず第一にありとあらゆる器機類がしっかりと機能するかをチェックします。

その後に、ミーティングにおいて一日の活動や重要な情報のシェアを行ない、夜勤が必要な医療施設につきましては夜勤の担当者から必要な情報を受け継ぎます。ミーティングを済ませたら、午前の診療が始まります。業務の内容としましては、主として来院される病を患っている方の検査を実施します。

昼休みの後に関しても同じ様な流れですが、医者の診療そのものがフィニッシュする時間には業務自体が鎮静化することもあって、事務的な作業、あるいは報告のための必要な作業などを実行します。日勤のケースでは夕刻に業務が完了します。

夜勤が必要な病院のケースでは、夜勤の担当者への受け継ぎも実施します。加えて、主としてケーシーと呼称される種類の白衣を着用して仕事をします。上と下が個別になっており、オーソドックスなタイプより動き易いのが特徴的です。

こちらの白衣につきましては、米国ドラマで身に付けていたことから広範囲に知られることになって、ドラマのタイトルよりいわゆるケーシー白衣と呼ばれています。カラーに関しては白が通例ですが、クリーム色など、数種類あります。

そして、医療そのものが進歩を遂げていく中で、放射線治療に関しては一番注目を集める分野といえます。器機の進歩も目覚ましいといえ、最先端の器機を扱うことができる診療放射線技師は、これから先の医療に一段と求められると考えられます。

医療のフィールドは勿論の事、産業のフィールドでも放射線を利用したものは増加傾向にあります。それに加えて、癌を探し出すために、検診を行なって貰う人も増加しており、そのような検査が可能な人材のニーズも高くなっています。