2021年05月31日

配属先によって役割が異なる看護師の仕事とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

看護師とは、医療機関や老健などの福祉施設で傷病人や高齢者、妊産婦などの療養上のお世話や医師の診療の補助などをする仕事です。病気や老いなどで心身が衰えてしまった人に寄り添って、医療的なケアはもちろん本人やその家族に対して精神的なケアもしています。

主な仕事は、外来勤務では患者様の問診・誘導やバイタルチェック、状況観察をはじめ、注射や点滴、採血、創傷措置、カルテの記録や整理、カンファレンスなどがありますが、外来の特徴として様々な症例の患者様が訪れることから適切な効率よく診療をすすめるための対応力が求められます。

病棟勤務の場合では治療や投薬、カルテの記録や整理、カンファレンスなどの他にも入院患者の看護計画を立てたり、食事・入浴・排泄の介助、体位交換、定期的な巡回など様々な仕事をしています。療養生活が長くなると、「病気が良くなるか」「本当にもとの生活に戻れるのか…」といった、精神的な不安が大きくなる患者様やそのご家族も多くなるため、病棟勤務の場合では医療的なケアだけでなく精神的なケアを行うことも求められています。

また、その他にも手術の進行をサポートする手術室担当や透析室、内視鏡室、検診や人間ドックなど、配属先によって役割や適正が大きく異なるのも看護師の仕事の特徴です。