2018年02月04日

看護の仕事と安定した賃金に関して

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全国の病院や介護施設においては、慢性的な看護師の不足が起きてしまっています。白衣の天使と形容されることでも分かりますが、患者にとっては医師との橋渡しをしてくれる大切な存在です。笑顔に勇気付けられることもありますし、症状の改善には必要不可欠な存在です。

日本の高齢化は急速に進んでいて、後十年もすれば約三人に一人が65歳以上の人口構成になってしまいます。老老介護が現実のものになってしまい、病院や介護施設は高齢者で溢れてしまうと言われています。それを未然に防ぐには、看護大学と看護学部の新設が鍵を握っています。

定員を増やすことで、看護の道へ進みたいと考える若者も増えるのではないでしょうか。質の低下を防ぎつつ、尚且つ新しい人材を確保することが重要になります。看護師の仕事はハードですし、心身のケアも欠かしてはなりません。

患者の容態は夜に変わることが多いですし、夜勤の人数を増やすことや回数を減らすことが求められるのではないでしょうか。男性が看護の道に進むケースも増えていますが、まだまだ女性の職場であるのは事実です。結婚や出産を経た有資格者が、職場復帰をし易い環境を整えることも大切だと言えます。

寮や保育園の整備もそうですし、子どもや家庭のことを気にかけずに、仕事に集中することが出来れば患者にとってのメリットも増えるはずです。他の職種に比べると給与も高いですし、魅力がある仕事であることは確かです。

中途の採用も多いですし、転職の回数がマイナスにならないのも看護師の特色だと言えます。国家試験を突破すると全国のどこでも働くことが出来ますし、最先端の医療知識を武器に海外で活躍することも出来ます。定年後も再雇用の可能性が高いですし、地域のボランティア活動に精を出している方も大勢います。医師や薬剤師とは別の存在感がありますし、ニーズはまだまだ広がりを見せています。その存在は。日本の医療を支える根幹ではないでしょうか。