2017年12月21日
白衣の天使として、看護師の職が印象付けられていますが、白衣を着る仕事は、医療業界のみならず、在宅介護や企業内医師も着用しています。仕事着を着用することが、行動・考えなどのセルフコントロールに結び付き、仕事のケアレスミスを防げるケースもあるほどです。
とかく医療業界で着る白衣系には、白・ピンク・ブルーなどの色が展開されています。それぞれに意味合いがあり、もちろん、男女の違い、医師と看護スタッフとの違いを示すためです。しかし色によって、安心・不安などのイメージが付いています。
心落ち着かせるブルーは、誠実さも意味し、リハビリなど療養型の施設で採用されています。オペ室では、血液にも繋がり、力が湧くエネルギーの色を採用するケースもあれば、生々しい血液が白地に残ることで患者の不安を募らせるケースもあり、最近では生命に対する安全を意味する緑系の色付きが着用されています。青緑系なのは、目の負担を軽くできるためで、オペを担当する医師や看護師、麻酔科医の手元にも配慮されています。業界では、薬剤師も歯科医も同じ目的で着用しています。オペの時間変更など、救急や注意事項をサッと記録できるよう、ペン挿しポケットが付いていたり、心理学的に消臭加工のみならず、リラクゼーション効果を生む香り付きであるなど、着用する製品も医療用とした機能が備わっています。制服であるドクターズオフィスワークとの違いもあり、今、内科や外科などの医師が主に着用しています。