2017年11月25日
看護師が着用する仕事着は白衣ですが、これは衛生管理を徹底する為という意味合いがあります医療の現場では、様々な感染の危険性も考慮する必要があります。どんな雑菌を含んでいるか分からない為、小さな汚れ一つにも意識を向けなければなりません。
場合によっては、患者から看護師へ、そこからまた別の患者へと医療関係者から菌がうつり、感染者が増えることもあります。そういった感染経路を予防する為、白衣を着ることが一般化されました。敢えて一番汚れが目立つ白い服を着ていれば、汚れに気がついた時にすぐ清潔な服に着替ることができます。
そうして看護師自身が注意深い衛生観念を持つ事により、清潔感を保たせようというのが最も大きな理由です。最近は、青や緑、桃色の制服も増えましたが、その場合も目に優しく、且つ汚れが目立ちやすい淡いトーンの物を用います。
心理的な理由としては、白は清潔感、明るさ、理知的という印象を与える色だということが挙げられます。赤や緑など彩度の高い色味の制服を使う医療機関もありますが、医療関係者=白衣というイメージが確立しているので、患者に安心感や信頼感を与えるという目的に添う物として、白を選ぶ医院が多いようです。